ペレズテトラ

2021/10/01

ペレズテトラ

Bleeding-heart tetra

Hyphessobrycon erythrostigma (Fowler, 1943)

アマゾン河

約７ｃｍ

水温：２３～２８℃
ｐＨ：５．６～７．２
総硬度：０～１２ｄＨ

ペレズテトラはハイフェソブリコン属の中では大型に成長する小型カラシンの一つです。体高のあるボディと色彩は水槽内でも目立つ存在になってくれます。背びれが長く伸びるオス同士が見せるフィンスプレッティングは迫力満点です。

性格は基本的に温和でおとなしい魚ですので、基本的に同サイズの魚種となら混泳は難しくありません。やや大きめの種類となりますので、極小サイズの魚やエビ等との混泳は避けた方が無難でしょう。

エサはイトミミズ、赤虫などの活餌やその冷凍飼料を好んで食べます。人工飼料にも良く慣れるので、餌を食べるのは主に水面～中層付近になるため、水面に浮かんでしばらくすると沈むようなタイプの餌が適しています。

繁殖は難しい分類に入ります。詳しいデータは不明ですが、オスは背びれが大きく伸びますが、メスにはそのような特徴が無いので判別は容易に行えます。他のハイフェソブリコン属と同様、水草の茂みのような場所に卵をばら撒く産卵形態と考えられます。

卵のサイズは小さい為に初期飼料には工夫が必要です。初期飼料はブラインシュリンプを食べられるサイズではない為、インフゾリアや鶏卵の黄身などを用いてしばらく育てた後、ブラインシュリンプに切り替える工程が必要になることでしょう。