レモンテトラ

写真

レモンテトラ
提供:オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Net)

インボイスネーム

レモンテトラ

英名

Lemon Tetra

学名

Hyphessobrycon pulchripinnis (Ahl, 1937)

分布

アマゾン河

サイズ

約4cm

飼育環境(推奨)

水温:23~28℃
pH:5.5~8.0
総硬度:0~25dH

詳細

レモンテトラは名前が示すようにレモンイエローの体色が特徴的な小型カラシンの一つです。ほとんどの個体は東南アジアで養殖された個体のため、安価で丈夫で飼いやすくい入門用の熱帯魚です。

養殖されたことにより、安価で安定した供給がされるようになった半面、レモンイエローの体色はやや薄くなってしまっている点は残念なところです。稀に南米より輸入されるワイルド個体は美しく拘りを持つカラシンマニアに人気があります。

養殖された個体は広い水質環境に適応しており、弱酸性の軟水から弱アルカリ性の中硬水まで、特に水質を気にすることなく飼育可能です。水温も30℃程度の水温には余裕で耐えられることから水温の心配は特に必要ありません。

性格も温和で混泳に向いた小型カラシンの一つで、群れを作らせるために最低5~10匹程度はまとめて飼育する方が好ましいでしょう。突然変異で黒色色素を作れなくなったアルビノを固定化したアルビノレモンテトラも流通しているため、普通のレモンテトラと混ぜて飼育するのもアクセントになり見栄えがします。

エサは赤虫やイトミミズにミジンコなどの活餌や冷凍飼料を好んで食べますが、フレークフードなどの人工飼料にも良く慣れてくれる為、餌の種類に困ることは無いでしょう。普段は人工飼料を中心に与え、週に何度か生餌や冷凍飼料を与えるなどの方法でバランスの良い食事を与えるのが理想です。

繁殖は成熟すると、メスはオスよりもやや大きく成長して抱卵すると腹部が大きくなるので、判別できるようになります。産卵はカラシンに多く見られる典型的なバラマキ型で卵を親が守ることはありません。

卵のサイズは小さい為に初期飼料には工夫が必要です。ブラインシュリンプを食べられるサイズではない為、インフゾリアや鶏卵の黄身などを用いてしばらく育てた後、ブラインシュリンプに切り替える工程が必要になります。

動画情報

参考文献・URL

ピーシーズ出版 熱帯魚・水草2700種図鑑 P.28 No.60
[英文]SeriouslyFish:Hyphessobrycon pulchripinnis – Lemon Tetra –
[英文]FishBase:Hyphessobrycon pulchripinnis, Lemon tetra
[英文]Wikipedia:Lemon tetra

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