ディープレッドホタルテトラ

2021/09/28

写真

提供：オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Ｎｅｔ)

インボイスネーム

ディープレッドホタルテトラ

英名

Ruby Tetra

学名

Axelrodia riesei (Géry, 1966)

分布

アマゾン河

サイズ

約２．５ｃｍ

飼育環境（推奨）

水温：２０～２８℃
ｐＨ：４．０～６．５
総硬度：０～８ｄＨ

詳細

ディープレッドホタルテトラはホタルテトラによく似た小型カラシンの一つです。鮮やかな赤色の色彩が美しく人気の高い種類になります。現地の水質は典型的なブラックウォーターであり、酸性度の強い軟水を好みます。特に良い発色を出すためには、適切な水質での飼育が欠かせないため、なるべく状態よく飼育できるように努めたいものです。

エサはミジンコやイトミミズ、孵化させたブラインシュリンプなどの活餌やその冷凍飼料を好んで食べます。人工飼料を与える場合は口が小さいので、細かい顆粒状の飼料を与えるのが適しています。普段は人工飼料を中心に与え、週に何度か生餌か冷凍飼料を与えるなどの方法でバランスの良い食事を与えるのが理想です。

雌雄の判別は明確な二次的性成熟の特徴はありません。オスはメスよりも一回り小ぶりであり、メスは抱卵すると腹部が大きくなるので、よく観察することで雌雄の判別は可能です。

繁殖はやや難しい分類に入ります。一度に沢山の卵を産まずにダラダラと生み続けるため、まとまった採卵を行うのが難しい産卵形態です。水草をたっぷりと植えた水槽で本種だけを飼育するようにすれば、自然な形で稚魚を得ることができますが、大量に繁殖させるのは難しいと言えるでしょう。

また、卵のサイズは小さい為に初期飼料には工夫が必要です。自然繁殖を試みる場合も水槽内にインフゾリアが湧きやすい環境を作るのが理想です。ブラインシュリンプを食べられるサイズではない為、インフゾリアや鶏卵の黄身などを用いてしばらく育てた後、ブラインシュリンプに切り替える工程が必要になります。