エロンゲートハチェット

2021/10/14

写真

提供：オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Ｎｅｔ)

インボイスネーム

エロンゲートハチェット
エロンガータハチェット

英名

Giant Hatchet Fish
Dusky Narrow Hatchetfish

学名

Triportheus angulatus (Spix & Agassiz, 1829)

分布

アマゾン河

サイズ

約１０ｃｍ

飼育環境（推奨）

水温：２２～３０℃
ｐＨ：５．０～９．０
総硬度：－

詳細

エロンゲートハチェットは南米原産の中型カラシンの一種です。ハチェットと名が付いていますが、ほかの小型種とはだいぶ性質の異なり、やや活発に泳ぎ回る性質があります。

販売される個体は南米から輸入されるワイルド個体の為、シーズンによって入手が困難な時期もあります。あまり人気の高い熱帯魚ではないので輸入も不定期ですから、欲しい場合は見かけるたら購入するように心がけると良いでしょう。

飼育に関しては水温、水質ともに幅広い範囲に適応することができますので、飼育の際に困ることは少ない飼いやすい熱帯魚です。

性格はこのサイズの中型カラシンとしては温和と言えます。多少は同種間で小競り合いをする事もありますが、大きな傷になるようなケースは滅多にありません。他の魚に対してもあまり関心を持たないため、本種に害を与える事のない種類であれば、サイズを合わせれば混泳は可能です。

単独の飼育でも問題はありませんが、群れを作る習性も併せ持ちます。特に混泳水槽で飼育する場合は最低５匹ほどはまとめて飼育するのが理想的です。他の魚を意識して群れを作るエロンゲートハチェットたちの姿は見応えがあります。

エサは赤虫などの活餌や冷凍飼料を好んで食べます。水面の餌を食べるのに適した形をしていますので、食べられるサイズであれば、乾燥ミルワームなども良い餌です。また人工飼料にも良く慣れるので、水面～中層付近の餌を食べるのが得意な種類のため、浮上性ペレットタイプの人工飼料が適しています。普段は人工飼料を中心に与え、週に何度か生餌や冷凍飼料を与えるなどの方法でバランスの良い食事を与えると良いでしょう。

繁殖については詳しいデータは不明ですが、魚の性質から考えると卵を守るタイプには見えないため、カラシンの仲間に多く見られるバラマキ型の産卵形式と予想されます。