写真
インボイスネーム
インパイクティス・ケリー
インパイクティス・ケリィ
インペリアルテトラ
英名
Royal tetra
Blue Emperor Tetra
Purple Emperor Tetra
学名
Inpaichthys kerri (Géry & Junk, 1977)
分布
アマゾン河
サイズ
約4cm
飼育環境(推奨)
水温:24~27℃
pH:6.0~8.0
総硬度:5~12dH
詳細
インパイクティス・ケリーは1978年に「日本ブラジル移民70周年記念式典」により国立ブラジル・ アマゾン研究所より天皇陛下(当時皇太子殿下)へ贈られた日本人に関わりの深い熱帯魚です。当時、繁殖を依頼された日本を代表するプロブリーダーである東博司先生により繁殖された個体が今のブリード個体の元になっているとされています。
光の角度によって現れる独特な青~青紫の色合いの美しさは絶品です。同種間ではやや小競り合いが多い魚ですが、その際に見られるフィンスプレッディングも魅力のひとつと言えます。養殖された個体は広い水質環境に適応しており、弱酸性の軟水から弱アルカリ性の中硬水まで、特に水質を気にすることなく飼育可能です。
水温も30℃程度の水温には耐えられることから水温の心配は特に必要ありません。性格も温和で混泳に向いた小型カラシンの一つで、群れを作らせるために最低5~10匹程度はまとめて飼育する方が好ましいでしょう。
エサは赤虫やイトミミズにミジンコなどの活餌や冷凍飼料を好んで食べますが、フレークフードなどの人工飼料にも良く慣れてくれる為、餌の種類に困ることは無いでしょう。普段は人工飼料を中心に与え、週に何度か生餌や冷凍飼料を与えるなどの方法でバランスの良い食事を与えるのが理想です。
繁殖は成熟すると、オスの方がやや色が濃く表れ、メスは抱卵すると腹部が大きくなるので、判別できるようになります。産卵はカラシンに多く見られる典型的なバラマキ型で卵を親が守ることはありません。
卵のサイズは小さい為に初期飼料には工夫が必要です。ブラインシュリンプを食べられるサイズではない為、インフゾリアや鶏卵の黄身などを用いてしばらく育てた後、ブラインシュリンプに切り替える工程が必要になります。
動画情報
参考文献・URL
ピーシーズ出版 熱帯魚・水草2700種図鑑 P.30 No.73
[英文]SeriouslyFish:Inpaichthys kerri (Purple Emperor Tetra)
[英文]FishBase:Inpaichthys kerri, Royal tetra
[仏蘭西文]Fishipedia:Tétra royal Inpaichthys kerri