ゴールデン・インパイクティス・ケリー

写真

ゴールデン・インパイクティス・ケリー
提供:オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Net)

インボイスネーム

ゴールデン・インパイクティス・ケリー
ゴールデン・インパイクティス・ケリィ
ゴールデン・インペリアルテトラ

英名

学名

Inpaichthys kerri var. (Géry & Junk, 1977)

分布

改良品種

サイズ

約4cm

飼育環境(推奨)

水温:24~27℃
pH:6.0~8.0
総硬度:5~12dH

詳細

ゴールデン・インパイクティス・ケリーは養殖が進み突然変異で現れた個体を固定化した改良品種になります。ゴールデンと呼ばれますが、目の色がブドウ目に見えることから、アルビノ個体に近いルチノー個体と思われます。

黒い色素が消失しており、ケリー独特のブルーも淡い色彩に変化、幻想的なイメージを見せてくれる改良品種と言えるでしょう。同種間ではやや小競り合いが多い魚ですが、その際に見られるフィンスプレッディングも魅力のひとつと言えます。

飼育については通常のインパイクティス・ケリーと同様です。養殖された個体の為、広い水質環境に適応しており、弱酸性の軟水から弱アルカリ性の中硬水まで、特に水質を気にすることなく飼育可能です。

水温も30℃程度の水温には耐えられることから水温の心配は特に必要ありません。性格も温和で混泳に向いた小型カラシンの一つで、群れを作らせるために最低5~10匹程度はまとめて飼育する方が好ましいでしょう。普通のケリーと一緒に飼育してアクセントとするのもお勧めです。

エサは赤虫やイトミミズにミジンコなどの活餌や冷凍飼料を好んで食べますが、フレークフードなどの人工飼料にも良く慣れてくれる為、餌の種類に困ることは無いでしょう。普段は人工飼料を中心に与え、週に何度か生餌や冷凍飼料を与えるなどの方法でバランスの良い食事を与えるのが理想です。

繁殖は成熟すると、オスの方がやや色が濃く表れ、メスは抱卵すると腹部が大きくなるので、判別できるようになります。産卵はカラシンに多く見られる典型的なバラマキ型で卵を親が守ることはありません。

卵のサイズは小さい為に初期飼料には工夫が必要です。ブラインシュリンプを食べられるサイズではない為、インフゾリアや鶏卵の黄身などを用いてしばらく育てた後、ブラインシュリンプに切り替える工程が必要になります。

動画情報

参考文献・URL

[英文]SeriouslyFish:Inpaichthys kerri (Purple Emperor Tetra)
[英文]FishBase:Inpaichthys kerri, Royal tetra
[仏蘭西文]Fishipedia:Tétra royal Inpaichthys kerri

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