コリドラス・アドルフォイ

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インボイスネーム

コリドラス・アドルフォイ

英名

Adolf’s catfish
Adolfo’s Cory

学名

Corydoras adolfoi (Burgess, 1982)

分布

ブラジル ネグロ川

サイズ

約5cm

飼育環境(推奨)

水温:22~26℃
pH:6.0~8.0
総硬度:2~25dH

詳細

コリドラス・アドルフォイは主に南米よりブラジル便でワイルドの個体が輸入されて流通するコリドラスです。古くからよく知られたコリドラスですが、近年では産地の影響なのか輸入量が非常に少なくなっているようです。

よく似た種類にCo.デュプリカレウスやCo.ニューアドルフォイなどが存在し、現在ではこれらのほうがアドルフォイ系としては主流の存在になっています。特にCo.デュプリカレウスはアドルフォイと非常によく似たコリドラスで、主に判別は背中の黒いラインの太さで見割れることが可能です。

性格は一般的なコリドラスと同様に温和で混泳に向いた熱帯魚の一つです。主に底層付近を泳ぐ熱帯魚の為、本種に害を与えない種類で近いサイズの熱帯魚であれば、混泳は可能と考えて問題はありません。群れを作り生活する性質を持つ魚の為、同種や似たようなコリドラスたちと共に飼育することで、ストレスの軽減になると共に食欲の増進にも繋がります。

水質は弱酸性~弱アルカリ性まで適応するので特に気を使う必要はありませんが、水温は夏場は28℃を越えないように水槽用のファンやクーラーを利用して飼育するのが理想です。水温が高いと酸欠になりやすい傾向があるため、エアレーションなどを充分に行うのもポイントです。

エサはイトミミズにミジンコ、赤虫などの活餌や冷凍飼料を好んで食べます。人工飼料にも慣れやすい為、与えるのは沈下性のタブレットやペレット、クランブルなどの人工飼料が良いでしょう。

繁殖はコリドラスの多くと同様にオスとメスで判別できる明確な二次性徴は現れませんが、背ビレと脂ビレの距離の違いやメスのほうが大きく育ち、放卵すると腹部が大きくなります。充分に成熟した個体ならば、見比べることで判別は可能です。

アドルフォイは産卵する卵の大きさが大きく育てやすく、卵は水草や流木、石や水槽面などに産み付けられます。親が卵を守ることは無い為、卵を食べられない様に産卵が終わったら隔離する必要があります。

稚魚は最初からふ化させたブラインシュリンプを食べられるサイズの為、育成は容易ですが、一定以上のサイズになる前に砂を敷いた水槽で飼育しないと吻の形に影響が出る場合があるので注意が必要です。

動画情報

参考文献・URL

エムピージェー出版 コリドラス大図鑑(新版) P.19
[英文]SeriouslyFish:Corydoras adolfoi – Adolfo’s Cory –
[英文]FishBase:Corydoras adolfoi, Adolf’s catfish
[英文]Cat-eLog:Corydoras(ln9) adolfoi

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