キングタイガープレコ

写真

キングタイガープレコ
提供:オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Net)

インボイスネーム

キングタイガープレコ
キングタイガーペコルティア
キンペコ
L066

英名

King Tiger Pleco

学名

Hypancistrus sp.

分布

ブラジル シングー川

サイズ

約15cm

飼育環境(推奨)

水温:23~28℃
pH:6.0~7.0
総硬度:1~15dH

詳細

キングタイガープレコは小型プレコの仲間です。キンペコの愛称で知られ、Lナンバーは066、インペリアルゼブラプレコと並んで国内でもブリーディングされているプレコの一つと言えます。白と黒のネットワーク模様は美しく、根強い人気を持つプレコの仲間です。

水温30℃程度までなら問題なく飼育可能です。水質の範囲は弱酸性~中性の水質が望ましいですが、慣れれば弱アルカリ性の水質まで、幅広く対応できるので飼育に困ることは無いでしょう。繁殖を狙う場合はなるべく弱酸性~中性程度の水質を維持するのが理想です。

エサは動物性の飼料を好み、イトミミズや赤虫などの活餌や冷凍飼料を好んで食べます。人工飼料にも良く慣れるので、沈下性のペレットやタブレットフードを併用すると栄養のバランスも良くなります。プレコ用の専用飼料は植物性が強く作られている製品が多く、慣れないとあまり食べませんが、植物質を与える意味で餌のレパートリーに入れたい所です。

繁殖はケーブスポウナー(洞窟産卵型)と呼ばれ、流木の穴や石組みの隙間、専用のシェルターなどの中に卵を産んでオス親が守り育てます。オスは成熟すると、胸ビレと鰓蓋近くに細かい刺が密集して生えるようになり、メスと比較して刺々しい印象になります。メスは抱卵すると腹部が大きくなるので判別はやや容易です。

卵のサイズは大きく、ヨークサックを吸収して餌を食べる頃にはふ化させたブラインシュリンプなどを食べてくれます。刻んだイトメも食べられるほどに稚魚は大きいため、育成は容易です。成長は遅いため、小さなサイズから育てる場合は繁殖できるまでに時間がかかる場合があります。

掲載書物

ピーシーズ出版 プレコニア No.2 写真・繁殖記事

動画情報

参考文献・URL

ピーシーズ出版 熱帯魚・水草2700種図鑑 P.249 No.1685
[英文]Tropical Fish Keeping:King Tiger Pleco
[英文]Aquatic Community:King Tiger Pleco
[英文]PlanetCatfish:Hypancistrus sp. (L066)

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