レッドワグソードテール

写真

レッドワグソードテール
提供:オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Net)

インボイスネーム

レッドワグソードテール

英名

swordtail

学名

Xiphophorus helleri var.

分布

改良品種

サイズ

オス:約14cm
メス:約16cm

飼育環境(推奨)

水温:22~25℃
pH:7.0~8.0
総硬度:9~19dH

詳細

ソードテールはオスの尾びれが文字通り剣のように伸びる特徴的な卵胎生メダカの一つです。このレッドワグソードテールはベースとなるレッド系統+ヒレが黒く染まるワグ系統の品種を組み合わせた改良品種になります。

飼育環境は原産地のデータ(FishBase 参照)を掲載していますが、改良品種で養殖されている本種は水温・水質ともに適応範囲はもっと広く、水温20~30℃、pH:6.0~8.0、軟水~硬水まで幅広い範囲に適応して飼育することが可能です。現地のデータはあくまで理想環境として考えておいた方が良いでしょう。

餌は何でもよく食べる熱帯魚ですが、赤虫やイトミミズなどの生餌を好む傾向が強いと言えます。飼育の際にはこれらの生餌や冷凍赤虫などの冷凍飼料、フレークフードなどの人工飼料も併せてバランスよく与えて育てるのが好ましいと言えます。

性格は卵胎生メダカの中ではやや気が強いソードテールですが、同じサイズの熱帯魚と比較した場合は温和な分類に入る魚と言えるでしょう。水温・水質ともに広い範囲に適応できるため、同サイズの混泳相手としてソードテールに害を与えない相手であれば、色々な種類の混泳を楽しむことができます。

繁殖は卵胎生メダカの為、メスは稚魚として出産するので容易に行える熱帯魚の一つです。稚魚のサイズも大きいため、初期飼料は孵化させたブラインシュリンプを食べられるので育成も容易に行えます。他の熱帯魚と混泳している場合や稚魚の隠れ家が少ない場合などは生まれたばかりの稚魚が食べられてしまう恐れが強いため、繁殖させる場合はメスを別水槽へ移動したり、卵胎生メダカ用に作られた産卵箱を使うと良いでしょう。

また、海水魚では有名なクマノミなど、比較的に多くの種類で性転換を行う魚種が知られていますが、淡水魚の中で性転換を行うことが知られている種類は多くありません。その中でソードテールは淡水魚としては珍しく性転換を行う魚としても有名で、メスからオスへ性転換することが知られています。

動画情報

参考文献・URL

緑書房:熱帯魚繁殖大鑑
[英文]SeriouslyFish:Xiphophorus hellerii – Green Swordtail –
[英文]Wikipedia:Green swordtail
[英文]FishBase:Xiphophorus hellerii

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