ブルータキシードプラティ

写真

ブルータキシードプラティ
提供:オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Net)

インボイスネーム

ブルータキシードプラティ
ブルーヘルメットプラティ
ブルータキシードムーン
ブルーヘルメットムーン

英名

Southern platyfish

学名

Xiphophorus maculatus var.

分布

改良品種

サイズ

オス:約4cm
メス:約6cm

飼育環境(推奨)

水温:18~25℃
pH:7.0~8.0
総硬度:9~19dH

詳細

ブルータキシードプラティはプラティの改良品種の一つです。ベースとなるブルー系統にタキシード系統を加えて作出された改良品種になります。ベースとなっている色彩はタキシードの発色に隠れてしまうケースが多いのですが、この品種はタキシードの黒色の上にも青い発色が乗り、光沢感のある美しい品種として仕上がっています。

タキシード系統はグッピーのように体の半分程度ではなく、頭部を除きほぼ全身が黒くなるため、頭にヘルメットを被っているように見えることから、ヘルメット系統とも呼ばれる改良品種になります。

餌はイトミミズや赤虫、ミジンコなどの生餌(冷凍を含む)を好んで食べますが、人工飼料も顆粒タイプやフレークタイプなどにもよく慣れてくれます。どちらかと言えば水面に浮くタイプの餌を好みますが、沈下性の餌でもそれほど支障はありません。

飼育は現地のデータでは低い水温を好みますが、養殖された改良品種であるこのプラティは、高温に対する抵抗力も非常に強いものがあります。夏場は32℃程度の高温になるケースでも、一時的であれば問題なく飼育できるほどです。

水質も極端に低いpHで無ければ、弱酸性の水でも飼育は可能です。温和で混泳に向いた熱帯魚の一つのため、混泳相手に水質を合わせて飼育するのも大抵の場合は支障なく行えます。

安価で美しい熱帯魚ではありますが、安価に売られる弊害として雑に扱われるケースも多くなるのが残念なところです。特に入荷して間もない状態の個体は、見た目が問題なくても弱っている場合も多く、尾ぐされ病などの発生に注意する必要があります。

卵胎生メダカの仲間に共通しますが、卵ではなく稚魚として生まれるため、生まれたばかり稚魚は大きく育てやすい繁殖入門用の熱帯魚の一つです。餌のふ化させたブラインシュリンプを食べられるのて育成も容易に行えます。

動画情報

参考文献・URL

[英文]SeriouslyFish:Xiphophorus maculatus
[英文]Wikipedia:Southern platyfish
[英文]FishBase:Southern platyfish Xiphophorus maculatus

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