メコンフグ

写真

メコンフグ
提供:オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Net)

インボイスネーム

メコンフグ

英名

学名

Pao cochinchinensis (Steindachner, 1866)
Tetraodon fangi
Tetraodon cochinchinensis
Crayacion cochinchinensis
Monotrete cochinchinensis

分布

メコン川、チャオプラヤー川 流域

サイズ

約10cm

飼育環境(推奨)

水温:24~28℃
pH:6.5~7.5
総硬度:3~12dH

詳細

メコンフグはその名の通り、主にメコン川に生息する純淡水フグの一つです。最大でも10cmほどにしか成長しない上、激しく泳ぎ回るような事も無いので、単独飼育なら小さな水槽でも飼育が可能です。人に良く馴れるのでペットフィッシュとしても人気のある熱帯魚です。

愛らしい見た目に反して気が強い熱帯魚なので、混泳させる場合は同種か似た種類に限るのが理想です。多頭飼いを行うと、多かれ少なかれの傷が絶えなくなるため、無傷で飼育するなら単独飼育が基本となります。

水温・水質ともに適応できる範囲は広く、特に気を使うことなく飼育することが可能です。輸入されて間もない時期には白点病に罹りやすい傾向があるので注意しましょう。

エサは個体のサイズに合わせてや赤虫や小魚やエビなどの活餌や冷凍飼料を好んで食べます。人工飼料にも慣れさせる事はできますが、なかなか慣れないケースも多いため、扱いやすい飼料ならクリルなどのフリーズドライの飼料がお勧めです。

繁殖はオスとメスで判別できる明確な二次性徴は現れません。主な特徴として、オスはメスと比べやや色が鮮やかである点、メスは抱卵すると体形がふっくらとする点などで判別する事ができるようになります。

産卵形式は土管のような洞窟状になっている場所で産卵するケーブスポウナーになります。卵は粘着性で土管などの中に産み付けられ、親が卵を守り育てます。

稚魚の育成は最初からふ化させたブラインシュリンプを食べるサイズの為、育成は容易です。但し、成長に従って子供同士の争いが絶えなくなる為、沢山を育てるのは大変になります。

動画情報

参考文献・URL

ピーシーズ出版 熱帯魚・水草2700種図鑑 P.300 No.2075、2076
ffish.asia:Pao cochinchinensis
[英文]FishBase:Pao cochinchinensis
[英文]Maidenhead Aquatics:Fang’s Puffer-Pao cochinchinensis –

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