写真
インボイスネーム
コリドラス・アエネウス
赤コリ
英名
Bronze corydoras
学名
Corydoras aeneus (Gill, 1858)
分布
ブラジル、コロンビア、ペルーなどのアマゾン水系の広範囲
サイズ
約6cm
飼育環境(推奨)
水温:25~28℃
pH:6.0~8.0
総硬度:5~19dH
詳細
コリドラス・アエネウスはショートノーズ系のアエネウスグループの代表種であり、最も古くから熱帯魚として親しまれているコリドラスの一つです。赤コリの愛称でも知られ、アルビノを固定化した改良品種は白コリと呼ばれます。
東南アジアを中心に盛んに養殖されており、安価で流通量も多く、入手に困ることはありません。コリドラスの飼育を始めるに辺り入門種として最適な種類と言えるでしょう。
性格は温和で混泳に向いた熱帯魚の一つです。主に底層付近を泳ぐ熱帯魚の為、本種に害を与えない種類で近いサイズの熱帯魚であれば、混泳は可能と考えて問題はありません。群れを作り生活する性質を持つ魚の為、同種や似たようなコリドラスたちと共に飼育することで、ストレスの軽減になると共に食欲の増進にも繋がります。
水質は弱酸性~弱アルカリ性まで適応するので特に気を使う必要はありませんが、水温は夏場は30℃を越えないように水槽用のファンやクーラーを利用して飼育するのが理想です。水温が高いと酸欠になりやすい傾向があるため、エアレーションなどを充分に行うのもポイントです。
エサはイトミミズにミジンコ、赤虫などの活餌や冷凍飼料を好んで食べます。人工飼料にも慣れやすい為、与えるのは沈下性のタブレットやペレット、クランブルなどの人工飼料が良いでしょう。
繁殖はコリドラスの中で最も容易な種類です。コリドラスの多くと同様にオスとメスで判別できる明確な二次性徴は現れませんが、背ビレと脂ビレの距離の違いやメスのほうが大きく育ち、放卵すると腹部が大きくなります。充分に成熟した個体ならば、見比べることで判別は可能です。
卵は水草や流木、石や水槽面などに産み付けられます。親が卵を守ることは無い為、卵を食べられない様に産卵が終わったら隔離する必要があります。稚魚は最初からふ化させたブラインシュリンプを食べられるサイズの為、育成は容易ですが、一定以上のサイズになる前に砂を敷いた水槽で飼育しないと吻の形に影響が出る場合があるので注意が必要です。
動画情報
参考文献・URL
エムピージェー出版 コリドラス大図鑑(新版)P.19
[英文]SeriouslyFish:Corydoras aeneus – Bronze Cory –
[英文]FishBase:Corydoras aeneus, Bronze corydoras
[英文]Cat-eLog:Corydoras(ln7) aeneus