カージナルテトラ

写真

カージナルテトラ
提供:オオツカ熱帯魚 (アクアフォト.Net)

インボイスネーム

カージナルテトラ
カーディナルテトラ

英名

Cardinal tetra

学名

Paracheirodon axelrodi (Schultz, 1956)

分布

オリノコ川、ネグロ川

サイズ

約4~5cm

飼育環境(推奨)

水温:23~27℃ 
pH:4.0~6.0
総硬度:5~12dH

詳細

カージナルテトラはネオンテトラよりもさらに派手な色彩を放つ小型カラシンの人気種です。サイズもネオンテトラよりも一回り大きく成長し、赤と青の輝く容姿は熱帯魚らしい熱帯魚の代表と言えます。

非常に古くから親しまれてる熱帯魚ですが、近年になるまで養殖の技術が確立されておらず、ほぼ100%が南米より輸入される野生の個体でしたが、近年になり養殖の技術が確立したため、東南アジアで養殖された個体も多く出回るようになりました。

青いラインが脂鰭まで届かない色彩の異なる地域変異個体も知られており、区別されること無く販売されることも多いですが、ショートラインカージナルテトラと呼ばれます。また、アルビノタイプのカージナルテトラもブリードによって固定化されて改良品種として流通しています。

飼育についてはそれほど難しくなく、水温・水質共に幅広い範囲で適応し容易に飼育する事が出来ます。餌はイトメや赤虫、ミジンコなどからフレークフードや顆粒状飼料などの人工飼料も良く食べるので餌に困ることは少ない魚です。

やや白点病に弱い面があることに加え、安価な魚の故に雑に扱われてしまいスレ傷などから尾腐れ病も出やすくなるため、落ち着いていない個体を買う場合はよく状態を確認するのが大切と言えます。

安価な熱帯魚ですが繁殖は難しい類に入り、卵は小さく稚魚も弱いために容易に増やすことは難しい魚と言えるでしょう。稚魚はブラインシュリンプを食べられるサイズではない為、初期試料にはインフゾリアや鶏卵の黄身などを用いてしばらく育てた上でブラインシュリンプに切り替える工程が必要です。

動画情報

参考文献・URL

ピーシーズ出版 熱帯魚・水草2700種図鑑(2009年) P.21 No.1
熱帯魚写真館 カージナルテトラ
アクアフォト.Net カージナルテトラ No.001
[英文]FishBase:Paracheirodon axelrodi
[英文]Wikipedia:Cardinal tetra

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